革に感謝

革に感謝

趣味でレザークラフトを楽しんでいます。作り手の目線で感じたことを書き留め、少しでも誰かの役に立てたらなと思います。

サメ革のノートカバー制作とベースボールステッチ

ありがとうございます。

さだです。

 

久しぶりのブログ更新です。半年ぶりくらいかな?

今回は、サメ革でノートカバーを作ったよという話です。


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サメ革のサメとは、あのシャークです。

昔はエイ革のことをサメ革と呼んでいたらしく、少しややこしいですが今回使用したのはシャークの革です。

 

そのサメ革でノートカバーを作ることにした経緯について。

 

私は仕事で使う小さなCampusノートを作業服の胸ポケットに入れてるんですが、夏場は汗でノートがフニャフニャになっちゃうんですね。

不要になったクリアファイルをカットしてカバーを作ったこともありますが、そのカバーもボロボロになったので新調することにしました。

 

新調するに当たり、悩んだのが素材の選定でした。

長く使いたいし、汗や水に耐えられる素材といえば・・・エイ革?・・・でもエイは固くて縫うのが大変( ;´・ω・`)・・・エイを縫わないようにインレイにする?・・・そうしたら外側は牛革とかになるからダメか・・・柔らかくて水に強いエイ以外ののは・・・サメだ!!!

 

という事でサメ革ノートカバーにトライすることにしました。

 

そのサメ革をどこから購入しようか調べてみると、色々なショップで販売されてましたが一番安価だったのがアンドレザーさんの端切れパックでした。

 

到着して袋を開けた時は、独特の臭いが

( ;´・ω・`) くっせ

袋から出して風に当てたら臭いは取れました。

 

床面は思ったよりケバケバしてなくて、トコノール塗らなくてもいいかも?

めんどくさいから省略します。

 

この端切れパックは細長いパーツが多いので、端のカーブしている部分を直線で切り落とし、ベースボールステッチで1つずつ繋いで一枚のシート状にしました。


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シボ(表面のシワ)が深く、柔軟性があってしなやかです(^_^)v

 

と、ここで床面のケバケバが作業机の上にたくさん落ちているのをが発見!

床処理しとくべきやったな( ゚д゚)

 

縫い糸を避けて、出来る範囲のみトコノールで処理。

まぁ、自分用だからいいけどね。

 

出来上がったシートの上下を定規当ててカッターで一刀両断!段差を無くします。

 

ノートを閉じた時にピッタリ収まるように長さを現物合わせで調整して左右両端を折り曲げ、縫います。

余った長めの端切れを栞として縫い付けて

 

よし!  完成!!

 

ノートをセットして・・・あれ?

・・・入らない?

 

予め高さに余裕を持たせた設計だったはずなのに、完成したら高さが足りなくなってました。

何てこった(ToT)

 

まぁ自分用なので、これからはノートの表紙の一部をカットするという謎の工程を、『差し替え時の儀式』と称してやることにします。


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儀式を済ませ、ノートをセットしたらこんな感じです。


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胸ポケットにジャストサイズ!

しかも手触りが凄くいい!

 

一気に愛着が湧き、仕事がまた少し楽しくなりました。

(^_^)v

 

 

後日、このお気に入りを会社の先輩に見せたところ、同じ物を作ってほしいとオーダーいただきました!

お子さんへのプレゼントにされるそうです。

端切れの継ぎ接ぎだらけでは申し訳ないからと、一枚革でも作れますと提案しましたが、「このステッチのアクセントがいい」とのこと。

糸の色も希望を伺い、すぐに手配しました。

 

これとは別に、「こんなのも作れる?」と釣りに行く際に使用する『ルアーを収納するポーチ』をサメ革で作ってほしいと併せてオーダーいただきました!

 

こちらのアイテムは、私は実物を見た事がなく、構造がイマイチ把握できてませんでしたがトライすることにしました。

ネットで調べてもよく分からなかったので、今度外出した時に釣具屋さんに行って見てみようと思います。

 

喜んでもらえるよう、頑張ります!

 

 

ではまた!

1.5mm厚の革だけで馬蹄型コインケース 作れちゃった!

ありがとうございます。

さだです。

 

 

タイトルにもありますが、馬蹄型コインケース作りに挑戦しました(^_^)v

まずは完成した写真から


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ミスが多々あり課題はてんこ盛りですが、初めての割にはなかなかいいものが作れたのではと思ってます(^-^)

(売り物にはならないけど)

 

そもそも難しいと言われている(実際難しい)馬蹄型コインケースへの挑戦に踏み切った経緯について。

Twitterでフォローさせていただいている、スマートキーケース等を制作・販売されている革茶屋さんから、120ds程の革を頂いた事がきっかけです。

革茶屋さんがTwitterで「コロナ禍での巣籠もりに」とプレゼント企画をされていて、それに見事当選したんです!

\(^-^)/

応募した当初はがま口👛を作ろうと思っていたんですが、こんなに大きな革があるなら作ったことがないものに挑戦するいい機会なのではと考えを改め、だったら無理だと思っている馬蹄型コインケースに挑んでみようかと踏み切れたんです(^-^)

 

革茶屋さん、ありがとうございます\(^_^)/

 

馬蹄型を作る際、参考にさせていただいたのが、尊敬(崇拝?)している職人さんの五助屋レザーさんとさんた屋さんのブログです。

五助屋さん

canecry.com

 

ameblo.jp

さんた屋さん

factorysanta.livedoor.blog

 

ブログを何度も拝見し、革だけでロックされる構造をようやく理解できました。

それから型紙作成に移るんですが、馬蹄型コインケース制作するうえで自分に課した課題がありました。

それは、『革の厚みは1.5mmのみで、漉き無し』というものです(^_^)

販売されているものは細かく厚みをコントロールして作られていますが、私は革を漉くのが苦手で、失敗した場合の原因究明が難しくなるし、たまたま成功したとしても再現性が乏しく次に繋げられないと考えたからです。

 

それでは型紙作成していきます。

 

まずは全体のサイズを決めます。

私の手は平均より小さいので、小振りなサイズにします。

目指したい全体の高さからアウター革2枚と内胴の厚みを引いた分が内マチの高さになります。

外マチは半分に折り曲げて作るので、曲げ部分の余長を考慮して決定します。

そんなこんなで型紙作成しました。


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革を切り出し、床やコバ処理、下穴あけを経て内胴と内マチを接着します。

ボンドはGクリヤを使いました。これも今回試してみたかった課題の一つ。

他のボンド(ドクロ💀とかM13とか)を使いたいのは山々なんですが、作る量が少ないのでボンドを充実させられないんです。

でもネットで調べてみたら、Gクリヤをラッカーシンナーで薄めて使っている人がたくさんいるとの情報を入手。しかもそのシンナーは近所のホームセンターで少量ずつ買えるらしい。

これは試さねばということで実際に薄めてみると、なんとか使える!

ちょっと臭いけど(^o^;)

 

そんな感じで接着したら、駒合わせ縫いをします。


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それからアウターと合体!


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この時点で重大なミスが発覚!

ツマミ付けるの忘れた(ToT)

ツマミの形で個性出そうと色々考えてたのに・・・

それに外マチを当ててみると外マチの高さが足りない( ゚ε゚;)

外マチを作り直そうか迷いましたが、そのまま決行。

厚み1.5mmで外マチ作るのしんどかったので

(^o^;)

 

最後に外マチも付けて完成!\(^-^)/


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試しに閉じてみたら、意外にもパクッと閉まり、勝手に開くこと無くいい感じ!

密閉性がいいとプシュッと閉まるそうなのでそこを目指したいところですが、初めてなので合格とします。(自分に甘い)

開くのもコツを掴めばそれなりにいける。

不満があるとすれば、小振りにした分、小銭を入れる時に渋滞気味になることかな?

まぁそこは次回の課題ということにします。

 

とりあえず、1.5mm厚だけで作れるというのが分かったので、サイズを変えながら

いくつか作って、もっと上手く作れるよう頑張りたいと思います!

 

 

ではまた!

キーホルダー委託販売 期間満了!

ありがとうございます。

さだです。

 

 

約2ヶ月の期間、岐阜県各務原市にある水族館『アクア・トトぎふ』さんにて委託販売していたエイ革キーホルダーですが、当初の予想以上の売上で無事に期間満了を迎✨

 

ご購入いただいたお客様に厚く御礼申し上げますm(_ _)m

 

販売していたエイ革キーホルダーはコチラ↓


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特徴的な手触りのエイ革を牛革で包んであります。

 

 

コロナ禍ということで、販売開始前の納品時は郵送でとお願いして対応してもらいました。

 

それからコロナの感染状況が落ち着いたらエイ展を見にいきたいと狙ってましたが、未だ叶わず

(ToT)

 

在庫品の引き取りも郵送してもらう予定でしたが、たまたま水族館近くまで行く用事ができたので、用事を済ませた後にショップに足を運び、受け取ってきました。

 

こちらから感謝の気持ちを伝えたのはもちろんですが、先方の担当の方からも嬉しい言葉をかけていただきました。

レザー作品は他の作品と内容が重複していなかったので販売しやすく、男性客に人気があったそうです。

 

コロナ禍で来客数は例年の4割程度に激減しているそうですが、それでもこちらの予想を上回る数を販売して下さいました。

それだけ集客力と企画力がもの凄いということなんでしょうね。

 

私の販売期間(前期)は終了しましたが、後期のクリエイターの作品が販売開始されていました。

どれも素晴らしい作品ばかりで、そんな中で一緒に自分の作品も販売されていたかと思うと嬉しい限りですね(^_^)

 

トゲめくエイ展は4月まで開催しているので、コロナが早く収束してくれたら家族で見に行きたいです(^_^)

 

 

 

ではまた!