ありがとうございます。
さだです。
タイトルにもある通り、今回は革でフリスビーを作ったよというお話しです。
ある日の朝、目が覚めた時に「フリスビーやりたい!」と思いました。
(何故そう思ったのか自分でも分かりません)
布団の中でゴロゴロしながら、フリスビーを投げている妄想を繰り広げていたところ
「あれ?これって革で作れるんじゃない?」
とアイデアが湧いてきました。
そこから航空力学について調べ始め、自分が理想と思う形状と少ない技術でどこまで作り込めるかを天秤にかけた結果、一番シンプルな形しか作れないと判断。
こんな感じ↓
これならウェットフォーミングでいけそうなので、木型のサイズや段取りをイメージ。
よし!これで実現出来る!
念のため誰かが先に作ってないかと検索してみると、すでに2件がヒット。
しかもそのうち1件は販売までしてる。
( ´゚д゚`)アチャー
自分が最初ではないことに軽くショックを受けつつも、作りたい欲求の方が圧倒的に強いから作っちゃお!
と何度も段取りをイメージしてたら、ある衝撃的な事実に気付きました。
「これって、ひっくり返したら ただのトレイやない?」
そうです。
トレイの作り方としてネットで大勢の方々が紹介してる作り方と全く同じ。
出来上がったものの形状も全く同じ。
前例もあり、形状もトレイと同じとあってはオリジナルと言えない気がしてしまい、急激に作りたい欲求が萎んでいきました。
初めに作りたいとワクワクしてからここまでで小一時間の出来事です。
(ToT)
それから何日か経過したある日、フリスビーには別の形がある事を思い出しました。
中央に大きな穴があるリング状のやつです。
この形ならまだ誰も作ってないんやない?
とネットで検索してもヒットせず。
これなら自分のオリジナルだと胸を張って言える!
運動不足気味の子供たちと一緒に遊ぶのを想像しながら、重い腰を上げてようやく着手しました。
まずは全体のサイズを決定。
一般的に投げやすいとされるサイズは直径23cm前後らしい。
でも自分の手が小さめなのと子供たちと遊ぶことを考慮して22cmとしました。
次に芯材選び。
軽くて丈夫、衝撃にも耐えられてある程度の柔軟性もあるもの。地面に落下しても割れたりせず、変形しても元の形に戻るもの。
最初に浮かんだのは床革でした。
厚紙でも出来そうだけど、一度折れたら戻らないから却下。
でも余ってる床革を出そうとしましたが、見つかりません。
・・・あったはずなのに・・・
代わりのものが浮かばず、レザークラフトの大先輩の方々に相談しました。
流石は達人揃い。いい案がどんどん出てきます。
方向性が固まり、メインの革をどれにしようかと在庫を物色していたら、なんと見つからなかった床革がひょっこり出てきました!
これでお金をかけずに作れる🎵
肝心のメインの革は、自分のバッグ用に買っておいた白のクロム鞣しに決定。
型紙を作りながら芯材を試作。
下側は平らに、上側はアーチ状になるようにします。こうすることで上側と下側で気圧差が生まれ、その差が揚力(浮かぶ力)になります。
型紙を参考に革を切り出し、革の裏面に直接ボールペンで線を引いて芯材を貼ります。
上から革を被せて貼り合わせ、芯材の外側と内側を縫います。
使った糸はビニモMBT 1番の桃色(色番号-13)。
この状態で部屋の中で軽く投げてみたらいい感じ🎵
全力で投げたい欲求を抑えながら中央をくり貫いて完成!!
コバ処理はしません。自分用だし面倒だから。
家族で海にドライブする事になったので、できたてホヤホヤのフリスビーを持ってレッツゴー🎵
海に到着し、砂浜で緊張の第一投!
ギュイーンと大きく曲がり砂浜にザクッ!
!Σ( ̄□ ̄;)
でも砂地だから変形もせず、砂を軽く払うだけで問題なし!
何度か投げる姿を撮影しましたが、上手く撮れず断念。
その中でも一番分かりやすい動画を、制作途中の写真と合わせて編集しました。
(初めての動画編集です)
【革のフリスビー】
— さだ (@whaletail_sada) 2021年10月24日
革で作ったフリスビー🥏
砂浜で投げてみました✨
めっちや楽しいがや🎵#私の代表作#皮革から飛革へ pic.twitter.com/7qWs1E960E
その後は家族でフリスビー三昧🎵
子供たちが喜んでくれたので、作ってよかったなぁ~と幸せを噛みしめながら帰路につきました。
(*´∀`)♪
この記事を読んで自分も作ってみたいと少しでも思った方は、簡単に作れるので是非挑戦してみてください。
自分が作ったフリスビーが飛んでいくのは感動ものですよ🎵
ではまた!