ありがとうございます。
さだです。
縫うための穴をあける際、菱目打ちを打ち込む方も多いかと思います。
菱目打ちは等間隔で穴をあけられるので便利なんですが、普通に使うと『完璧な等間隔』にはならないんですよね。
だから菱目打ちを信用し過ぎていきなり打ち込んでいくと、最終的に合わなくなってパニック&フリーズすることになりかねません。
この場合、菱目打ちが悪い訳ではなく、手前の穴の拾い方の誤差でズレてしまうんです。
教本などでは、菱目打ちを打ったあと端の穴に1~2本入れていくと等間隔になると書いてあると思いますが、その端の穴の大きさによって誤差が出てしまいます。
···説明が下手くそですね(^_^;)
穴の手前側に寄せて打った場合と、奥側に寄せて打った場合では、わずかですがピッチが変わってきます。距離が長くなると、その積み重ねが大きな差になっていきます。
そこが手作業の弱みでもあり、強みでもあるんです。
ズレるということは、その範囲内で少しずつズラしていけば調整できるということ(^_^)
目立たなくする方法があるということなんです。
私がやっている方法ですが、まずは型紙でどれくらいズレていくかを試します。
型紙の上で調整し、うまく合う位置を確認したら革に転写するんです。
角を起点にして菱目打ちを置いて、手で軽く押して跡をつけます。(ホントに軽くですよ)
その跡からまた菱目打ちで跡をつけていき、ある程度進んだら反対側の角からも同様に軽く跡をつけていきます。
始めにつけた跡とうまく合流できればOK!
ズレていれば、全体的に少しずつ調整しながら跡をつけ直していきます。
うまく調整できたら、型紙を革の上に置いて目打ちや菱目打ちで印をつけていきます。
その印の通りに穴をあけていけばピッチの微妙なズレは目立ちません(^_^)
慣れてくれば、革の上だけで調整できるようになります。
下手くそな説明で伝わったでしょうか(^_^;)
他にも設計の段階でCADを使って穴の位置まで型紙に印刷する方法もあるので、自分自身のスキルや設備に応じて自分なりの手順を確立していけばいいと思います。
因みに私は菱目打ちで軽く印をつけてから、菱錐で穴をあけてます。
私の場合は夜に制作するので、騒音対策のためにそうしてます(^_^)
後は革に対して垂直に穴をあける練習をすればバッチリです\(^-^)/
私ももっと練習して腕を磨いていきます!
ではまた!