ありがとうございます。
さだです。
前回の記事で、がま口の作り方を今度記事にすると書きましたが、現在ナイフシース制作中でして、恐らくがま口の記事は少し先になるかと(^_^;)
ということで、今回はナイフシースの作り方について書こうと思います。
ネットでナイフシースを検索すると、ホックかフラップで外れないように固定するのが一般的なようです。
今回のナイフシースは、会社の先輩からのご依頼で形はお任せということで、オリジナルな構造になっています。
ナイフを傷つけないよう、金具を使わずフラップを採用してますが、一般的なフラップとは少し変わった形状なんです。
型紙と仮合わせの写真がコチラ
一般的には真っ直ぐなフラップを直角に取り付けますが、私が考案したものは動物の牙をイメージした形をしています。
本体にあけた長穴にフラップを差し込むんですが、この長穴は革の端と平行ではなく、少し傾けてあけてあります。
こうすることにより、普段の脱着時とナイフが抜けそうになった時とでフラップに掛かる力の向きが違うので、ナイフが抜けそうになった時にはフラップが引っ掛かり、ロックされる仕組みになっています。
完成した写真がコチラ
金具を使わずナイフに優しく、不意に抜けないようロック機構で安心して使え、尚且つ普段の脱着でも無駄な動作を極力減らしたお気に入りのフラップです(^-^)
写真では分かりませんが、ナイフの刃が当たる部分には中子(スペーサー)を挟んであるので、刃が糸に触れることはありません。
しかも、万が一中子が摩耗して糸に到達してもすぐに壊れないよう平行に2列縫ってあります。
壊れる要素もほとんど排除しているので、かなり長い間使えると思います。
こんな感じで、あと数種類のナイフシースを各々の形状に合わせて型紙から作っていきます。
納期は特に決めずいつでもOKという有難いご依頼ですが、出来るだけ早く納品して、喜んでいただけるよう頑張ろうと思います(^_^)
ではまた!