ありがとうございます。
さだです。
革でがま口👛を作りたいと思った時、布で作る場合とどう違うの?とか、どういう所に気を付けたらいいの?と疑問に思いますよね。
今回は、革のがま口👛を作る際のチェックポイントを私の失敗事例と共にご説明したいと思います😃
革は薄い方が作りやすい!
革は薄くても布よりも張りがあり、曲げにくいです。内縫い(完成した時に縫い目が外から見えない縫い方)では縫ってから裏返しにする必要がありますが、革が厚いと裏返すことができません。
私の場合は、革の厚みとカーブのバランスが悪かった為、↓の写真のように裏返すことができなくなりました(ToT)
↓コチラが裏返す前
革は布と比べて材料費が高額であり、尚且つ加工も難しいです。
革を薄くする革漉きは技術が必要なため、初めから薄い革を買っておいた方が無難だと思います。
但し、革の種類(牛🐮豚🐷馬🐴鹿など)や部位(背中やお腹 など)によって柔らかさが異なるので、可能であれば実際に触って確認してください。
厚めの革で作る場合は、内縫いではなく外縫いの方が作りやすいです。
口金の溝に収まるか確認しよう!
革は丈夫なので、芯材がなくても作れます。しかし、床面処理が必要だったり、柄を変えたい等の理由から裏地を付けることもあります。その際、口金の溝に紙紐を含む全てが収まるか確認しておきましょう。
少しキツイくらいでいいのですが、無理そうな場合は紙紐を入れないか、革を薄くするなどの対策が必要です。
本体を作ってから入らないでは困るので、予め確認することをオススします。
私は本体が薄過ぎて紙紐を入れてもスカスカだったこともあります。
ボンドを塗った後だったので、慌てて紙紐を追加しました(^_^;)
また、紙紐は最初から捻れてますが、入れる前に捻れを一旦戻し、もう一度軽く捻って入れると接着力がUPします。
捻れを緩くすることで、表面積が増えるからです。
紙紐を入れる際は、目打ちよりマイナスドライバー、一番いいのは専用道具
紙紐を入れる際、先端が細い道具で奥まで押し込みますが、目打ちで強く押し込み過ぎると、紙紐に刺さってしまうことがあります。
私はこうなった後、目打ちを抜いたら紙紐も一緒に抜けてしまいました(^_^;)
そうならないためにも、マイナスドライバーのように先端が尖っていない方が安心です。
作品をたくさん作る方なら、専用道具を使った方が早く確実に押し込めるのでオススメです。
↓こういう道具です。
型紙は捨てないで!
型紙は出来るだけ捨てずに保管しましょう。
その際、口金の種類やサイズ、本体の材料や成功したかどうか等(失敗したものは原因も)型紙の裏側にメモしておくと、将来役に立ちます。
一度だけのつもりで作っても、忘れた頃に同じものを依頼されることもありますし、新たに型紙を作成する際にも参考にできるので、保管しておくことをオススメします。
私は同じ型の口金から、同じような形状の型紙を何度も作成したことがあります。
二度手間どころではないです(ToT)
瞬間接着剤はやめた方がいい
口金の溝に瞬間接着剤を塗ると、落ち着いて微調整ができません。
それに、口金の表面に白い粉状のものが付着して大変な思いをします。
これは『白化現象』といって、接着剤の一部が固まる前に蒸発し、空気中の水分と反応して固まった粉末状のものが付着するんだそうです。
前回の記事にも書きましたが、口金の接着には↓のボンドを容器に入れておくと安心して使えます。
他にもいろんな失敗をしましたが、それらはまた別の機会に記事にしようと思います。
ではまた!