革に感謝

革に感謝

趣味でレザークラフトを楽しんでいます。作り手の目線で感じたことを書き留め、少しでも誰かの役に立てたらなと思います。

ディバイダーケースコンテストの結果発表!

ありがとうございます。

さだです。

 

 

先日応募した6tleatherworksさん主催のディバイダーケースコンテストの結果が発表されました。

豪華景品がたくさんの参加者に当たるこのコンテスト。私が応募した頃は参加人数より景品の数の方が多いとか言われてまして、かなり高確率で何か当たるコンテストでしたが、スゴい作品がどんどん増えてかなり盛り上がりました\(^-^)/

 

私が応募した作品はこちら↓


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リザード革を使ったがま口👛です。

コンテストの結果は、かなり高確率で景品が当たるコンテストで何も当たらないという快挙(?)を成し遂げました(^_^;)

景品が当たらなかったのは残念ですが、私以外の方が喜んでくれているならそれでいいかなと思います。

 

 

私は、普段は牛🐮豚🐷馬🐴の革しか使いません。なぜかというと、革は食肉を生産する際に発生する副産物だからです。

 

食肉は元々生きていた動物から食べられない皮や骨等を取り除いたものです。除去された『皮』を有効利用できるように加工したものが『革』です。

しかし、エキゾチックレザーと呼ばれるリザード等の革の中には、食用ではなく初めから『革』を取るために飼育され命を奪われているものが多くあります。

そのような方法で捕獲または飼育された動物は、とてもかわいそうな扱いを受け、皮以外はそのまま捨てられてしまう場合が多いと聞いた事があります。

そういう業者を支援しないよう買わないと決めています。

 

では、今回使ったリザードはどうして?となりますが···

このリザードは、仕事帰りに寄った手芸店のワゴンセールで、他の端切れ(布も革も)の中に混ざって雑に売られているのを見つけてしまい、「誰にも買われなかったら、そのまま捨てられてしまう?」と思ってしまったからです。(全身の革で確か500円程でした)

 

もし捨てられてしまったなら、何のために大切な命を犠牲にしたのか···せめて何かの作品に使った方が、このリザードの生きた証しになるのでは···と悩み、かなり悩み、最終的に買ってしました。

 

買ってはみたものの、どんな作品に使えばよいか分からず、ずっと在庫の中で眠っていました。

 

ディバイダーケースに使う革は、最初は外側を牛🐮、内側を豚🐷で作る予定でした。しかし、それらを内縫いで縫い合わせ、裏返そうとしたら革が厚過ぎて裏返すことができず断念(ToT)

何度も失敗していたので在庫も残り僅かになり、応募期限が迫り焦っていたところ、ふとリザードが目に止まりました。

 

人目につく物ではエキゾチックレザーが好きではない方もみえますが、このケースは持ち歩く作品ではないからここで活躍してもらおう、自分が命に感謝しながら大切に使うからと心に誓い、ディバイダーケースに生まれ変わってもらいました(^_^)

 

『がま口』という意外性でそれなりに票が集まるかもと少し期待してましたが、他の作品の方が遥かに素晴らしかったので完敗でした。

それでも票を入れてくださった方々には、心からお礼申し上げます。(_ _)

 

ディバイダーケースコンテストを開催してくださった6tleatherworksさん、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。御礼も兼ねて近いうちに何か購入したいと思ってます。(まだ予算を確保できてませんが···)

そして景品を提供していただいたトップクラフターの皆さんも、コンテストを盛り上げていただきありがとうございました。

 

私もレザークラフトで人に喜んでいただけるように、これからも技術を磨いていきたいと思います。(^-^)

 

 

ではまた!