革に感謝

革に感謝

趣味でレザークラフトを楽しんでいます。作り手の目線で感じたことを書き留め、少しでも誰かの役に立てたらなと思います。

GLOBAL GS-3専用ナイフシース制作(革の切り出し)

ありがとうございます。

さだです。

 

 

型紙を作ったら革を切り出していきますす。

レザークラフトを始めたばかりの頃は、型紙通りに切り出してから床面処理してましたが、いまは型紙より少し大きく切り出し(荒裁ち)してから床面処理し、型紙を革にトレースしてから本裁ちします。

 

教本とかにも書いてあったりしますが、この手順の方が失敗しにくいんです。

 

本裁ちしてから床面処理しようとすると、端の部分はトコノール等がはみ出て銀面についてしまうことがあったんです。

注意していたつもりでも、気付いたら「あ~~~」と頭を抱えることもしばしば( 。゚Д゚。)

 

原因を探ると、私の場合トコノールを塗る時ではなく、磨く時でした。


f:id:sadacraft:20200201224810j:imageこんな感じ

 

磨いている間に余分なトコノールが端の方に集まり、それがはみ出てしまっていたんです。

 

あとは、革が伸びてしまって寸法が合わなくなったりもするし、細かい部分は磨きにくく無駄に時間が掛かります。

それが手順を見直しただけで防げるので、これから始める方は気をつけてくださいね。

 

 

私が切り出しに使う道具はカッターナイフが多いですが、ラウンドナイフも使います。

ラウンドナイフの使い方は、カッターナイフや革包丁のように引くのではなく、押して切ります。


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やろうと思えば、革包丁のように引いて切ることもできます。


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カッターナイフのように切ることもできます。


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でも、引いて使うならカッターナイフや革包丁の方が使いやすいかな?

 

 

切り出したら、中子をフラップがない方に貼ります。

そして仮合わせしてフラップの位置を確認し、長穴の位置を決めます。(フラップを少し修正しました)

 

長穴をあけたら、後からでは磨きにくいところのコバ(革の切断面)を磨いておきます。

長穴のコバは爪楊枝をスリッカー代わりにして磨いてます(^_^)

 

反対側も貼ったら、後は縫ってコバを磨いていけば完成です\(^-^)/

 

↓ 完成したらこんな感じ


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上が一年前に制作したもの、下が先日納品したものです。

写真のようにいろんなナイフの型に合わせて作れますので、欲しい方はご相談くださいね(^-^)

 

 

ではまた!